一年間、農産物を作ってみて気付いた畑づくりのコツ
秘書の吉岡です。 私は以前から趣味で畑をやっておりまして、 この一年で気の付いたポイントをあげてみたいと思います。
私が手がけている作物はネギです。 ネギはネギでも一年を通して収穫するタイプのネギです。しかし、始めたばかりの私はあまりそのことは意識せずにマニュアル通りの窒素、リン酸、カリだけを畑にまいて作りだしました。
結果、1回目の収穫は大豊作で、一反で5トンに迫るネギを収穫することに成功しました。 楽勝楽勝と思いきやそれ以降、ネギが一切伸びなくなったのです。
原因を考えた結果、有機肥料を使用せずに畑を作ってしまったことに問題があるとわかりました。
化学肥料は確かに即効性があり、作物は急成長します。 ですが、通年で収穫する野菜では二回目以降、畑の地力がなくなり、野菜が育成不良となってしまいます。 この状況を改善するために、有機肥料が必要になってくるわけです。
有機肥料の特徴として、化学肥料に比べると即効性はないのですが、じわじわと後から効いてきて、しかも長く効いてきますので、通年野菜では使用した方が安定した育成が見込めると思います。
写真は2回目の収穫を迎えたネギです。 有機肥料を使用することで育成も安定してます。
それと写真のように全面マルチを使用することをオススメします。やはり通年で作物を育成するとなると何度か雨季を過ごすこととなり、しかし肥料の流出は最小限に食い止めなければなりません。
そのために畝の側面もマルチでカバーすることで、雨による肥料の流出を防ぎ、なおかつ雑草の予防にもなります。
有機肥料も全面マルチも若干費用が高くなるのですが、安定して2回、3回収穫できることを考えると結果的にコスト安となるわけです。
化成肥料と有機肥料はどんな特徴があるの? 4つのポイントを解説。 | 水耕栽培のことがなんでもわかる! 水耕栽培ナビ
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