スズキ キザシ 徹底解剖レポート② 走行編
秘書の吉岡です。
社用車で乗っております、スズキ キザシのレポートをお伝えしております。
今回は実際に走行してみて感じた事などをお伝え致します。 気温は30度を超える猛暑日の午前中...キザシのエアコンはすぐに冷たい風が出て運転席は快適です。
走り出しは少し重さを感じますね。しかしCVTにありがちなエンジンの回転に遅れて加速が始まるという印象はほとんどありません。18インチのタイヤと高いボディ剛性で市街地を走行しても小さな揺れを感じることもほぼありません。 私は仕事でこの車をよく使い、高速道路も走行しますが、サスペンションもキッチリ躾られており直進安定性も抜群です。
山道を走行する時もしっかりロールが抑えられ、上り坂もしっかり加速してくれます。そしてスズキの開発したi-AWDが安心感を与えてくれます。
普段の街乗り程度なら、キザシに搭載される2.4L 直4 DOHCエンジンではほとんど回転数を上げずに走行できます。 実際の燃費は街乗りでは8.5km/Lくらいでしょう。高速道路での燃費も12~13km/Lあたりになると思います。最近のハイブリッド車に及ばずとも、そこそこの数値で格別不満な要素ではないと思われます。
高速でのトンネルではハイコントラストディスプレイが鮮やかにスピードメーターを飾ります。
シートも沈み込み過ぎず、適度な弾力で長時間のドライブも疲れにくい物となっています。
しかし、改めて思う事ですがこのキザシという車...一体どんなユーザーがこの車を選択するのでしょう... 私は仕事で使用しておりますが、社用車、もしくは会社の役員の方が乗っていましたなら、この車の持つ重厚感と硬派な雰囲気がより一層、人間の魅力を引き立ててくれる事に違いありません。
今では生産が終了しており、中古車でしか入手が難しいのですが、もともと台数がでてない為に中古車の数も少ない車種です。 しかし、もし良質なキザシを入手できればかつてスズキの高級フラッグシップセダンとして開発され、しかも希少車を所有できる喜びを手に入れる事間違いありません。